ドラマ「ライオンの隠れ家」の主題歌ですが
ドラムの枠を超えて、普遍的なメッセージを感じます。
風神のPVも踏まえて、この歌詞が何を伝えているのかを
自分なりに考察して、まとめました。
歌詞を考察して思うのは、相手が風神のようで、自分の中にも風神がいることを
伝えていると感じました。
あと、大脳と心臓が意味するものは何かについても考察しました。
くわしくみていきます。
全文歌詞考察
誰よりも 「救いたい」
と悲劇を気取ってた
面倒よりも
それが砕いても、煮込んでも
食べれない故に
ドラマに登場する主人公が、ライオン名乗る子供や主人公の弟を救いたい
思い、自分や相手を悲劇のヒロインのように思っていた。(犠牲者意識、被害者意識)
しかし、相手を救おうと思っていても
相手の期待には応えられないし
自分の思うようにはいかないし
自分の力ではどうすることもできない。
自分ではコントロールできないから。
(PVでは、嵐に巻き込まれて、家に飛び込むシーン。
それは、ドラマのライオンが家に隠れるシーンを連想させるし
自分自身が人間関係の渦に巻き込まれていくことを示唆しているのか)
大脳の意思では
静観がキメの一手なんだって
大脳の一部は、思考脳とも言われ、思考をつかさどる部位。
思考的な自分は相手を救うよりも
静かに見守るのが良いと考えている(理性的な判断)
(PVでは白い衣装を纏った小さな自分が部屋の隙間から
わずかな光の線が当たって、垣間見えている)
だが、心臓が言うには
芽吹けば栄養さ
心臓とはハート、本来生からくるものを表現していると推察できる。
ハートの衝動からは、困難な関係性からも人生の糧となる経験ができると
伝えている(糧が人生の栄養となる)
困難な経験からも、学び、新たな気づきを得ることで
人生の栄養、糧となることを伝えていると思われる。
(PVでは、心臓は赤い衣装を着た小さな自分で表現している)
風神のPVでは、
遠くに隠れているが、垣間見えてくる大脳と心臓の声
(エゴとハートの声)を影と光、隙間を使って表現している。
自分自身がすこしずつそれに気づいている。
葛藤、ジレンマともとれる。
この先も誰かを想うたび
風纏い擦り傷が絶えないだろう
今後も誰かを思うと(救いたいとか)
嵐のような人間関係の渦(ストーリー)に巻き込まれて
自分自身の心が傷つき続けるのだろう。
だがやがてこの風、受けるたびに
その、変え難い
ぬくい痛みに 報われていたい はず
しかし、この傷つき続けるような苦しい経験は
その瞬間しか経験できない痛みであり、人間味のある暖かさがあり
何か得られるものがあるはず。
ジリジリ 頬つたって痛いよ
芽吹いた ヒラヒラ 喉元つたって
吸い込み 肺が痛いよ
でもね トクトク あたたかいね
誰かを思うこと、人と関わることでの
傷つきを表現しつつ、得られるものもあるが
また苦しさ、傷つきもある。
この傷つきような痛みと人間味ある暖かさの両方を感じている様を
表現している。
(PVでは、紙吹雪のようなものが舞っている。
これは風神がいることを示唆していると推測される。)
それが 大脳の意思では
食わず嫌いがキメの一手だったって また、
自分の一部であり、思考をつかさどる大脳である
理性的な自分は、傷つくような人間関係には、初めから関わらないのが
良いに決まっていると伝えている。
(PVでは大脳と自分の距離がさっきより近づいている)
心臓が言うには 君もそう、風神さ
心臓、本来性から来る自分が言うには
自分自身も風神と伝えている。
PVでは、心臓(ハート)だけでなく、大脳(理性的な自分)も
自分が風神であることを伝えている。
つまり、理性でもハートでも自分の中に風神がいることに
気づいたということと推測される。
この先も誰かを想うたび 風纏い擦り傷が絶えないだろう
だがやがてこの風、受けるたびに
その、変え難い ぬくい痛みに 報われていたい はず
今後も誰かを思うと(救いたいとか)
嵐のような人間関係の渦(ストーリー)に巻き込まれて
自分自身の心が傷つき続けるのだろう。
しかし、この傷つき続けるような苦しい経験は
その瞬間しか経験できない痛みであり、人間味のある暖かさがあり
自分自身が風神であると気づけた。
自分の中にも、嵐があり、力があり、光があるということと
推測される。(誰にも左右されない自分自身の力で生き抜く力がある)
もしもこの世の隙間に
愛を少し分けられたなら
それでこのぬくもりに
隙間風も 凪ぐだろうか
もしも、自分が相手に愛(ハートからの衝動)を
分け与えたのならば、その愛のぬくもりで
風(人間関係の渦、痛み、傷つき)も鎮まるのか?
僕が、 誰かを想うたび
風纏い擦り傷が絶えないだろう
だがやがて、この風受けるたびに
その、変え難いぬくい痛みに
今後も誰かを思うと(救いたいとか)
嵐のような人間関係の渦(ストーリー)に巻き込まれて
自分自身の心が傷つき続けるのだろう。
しかし、この傷つき続けるような苦しい経験は
その瞬間しか経験できない痛みであり、人間味のある暖かさがあり
あなたを想うたびに
風纏い擦り傷が絶えないだろう
だがやがてこの風、受けるたびに その、変え難い
ぬくい痛みに 救われていた はずだから
PVでは、自分自身が自分の中にある風神に気づき
立ち向かっている。
そして、最終的に、自分自身が風神になるところで
終わっている。
ドラマの主人公が最終的に自分の進路を選択して
相手の力を信じて
自分の力で歩むように。
おそらくこの風神の意味は
自分の中にある力強さが真のメッセージのように感じる。
一方で、外に目を向ければ、相手に振り回されるような
人間関係の渦(相手のストーリー)を表現していともとれる。
あなたは風神をどのようにとらえましたか?
以上です。
ありがとうございます。