これから社員寮に入ろうと考えている方に向けて
実際に新人の頃に社員寮に１年ほど住んでみてわかったことをお伝えします。
社員寮は一人暮らしとは異なる生活環境ですが、そのメリット・デメリットを
知っておくことで、よりスムーズに住めると思います。
Contents
社員寮に入るメリット
1. 家賃が安くて経済的に楽
一番大きなメリットは、何といっても家賃が安いことです。
社員寮は会社が提供しているため、家賃が非常に安く、場合によっては
会社からの補助もあることも。就職してすぐに一人暮らしを始めるのは
大きな経済的負担になるかもしれませんが、社員寮ならその負担を軽減できます。
ちなみに、寮までの引っ越し代も会社負担でした。
食器や茶碗も寮にあるので、自分で良いしなくて便利でした。
ネット代も有線式に契約して、それをハブで分けて使用していましたので
安かった印象です。
2. 食堂があるから食事の心配不要
「自炊をするのが面倒」「外食はお金がかかる」という心配も
社員寮には食堂があるので解消できます。朝食や夜食が提供される場合も多く
手軽に栄養のある食事を取ることができます。食堂の料金もリーズナブルで経済的にも助かりますよ。
あと助かったのは、自分が風邪の時に寮長さんがお昼にうどんを作ってくれたことがありました。
あのときはとても助かりました。
美味しさにこだわりたい方には、物足りないかもですが、十分事足りていました。
カレーが美味しくて、デザートも出ていたのを覚えています。
3. 快適なお風呂と設備
お風呂場の設備が充実している点も嬉しいポイントでした。
特に、私の勤務先は住宅関連の会社だったので、ジェットバス付きの広い浴槽があり
仕事の疲れをしっかり癒すことができました。プライベート感を大切にしたい方には
少し物足りないかもしれませんが、広さや設備は思った以上に快適でした。
4. 同期や先輩との交流が自然にできる
社員寮では同期や先輩との交流が少しありました。例えば、共同の風呂場や廊下などで
普段あまり接点がない先輩とも自然に会話ができるので、職場での人脈にプラスになります。
特に、同じフロアの先輩との会話は気軽にでき、職場の雰囲気にも早く馴染むことができました。
5. 孤独を感じにくい環境
一人暮らしだとどうしても孤独感を感じることがありますが
社員寮は寮生が集まる場所なので、寮長さんや他の寮生と顔を合わせる機会が多く
孤独感が軽減されます。特に、新しい環境に慣れるには、こうしたサポートがあると心強いです。
社員寮に入るデメリット
1. 共同生活だからプライバシーが少ない
社員寮のデメリットとして、共同生活のため、プライバシーが確保しにくい点が挙げられます。
お風呂場やトイレ、洗濯機などが共用のため、自分だけの空間が少なく
ちょっとしたストレスになることも。
自分のペースで生活したい人には少し窮屈に感じるかもしれません。
特に自分が仕事などで落ち込んでいて、ひとりになりたいときには
共同生活はつらくてうっとうしく感じるかもしれません。
2. 壁が薄くて音が気になることも
寮の建物が古い場合、壁が薄くて音が響くことがあります。
例えば、私の同期が隣の同じ同期の部屋からアニメの音楽が聞こえてくることもあり
音に敏感な人にとってはストレスになることもあります。
寝る時間帯に音が気になることがあるかもしれませんのでこの点は注意が必要です。
3. 他人を呼びにくい
社員寮内はプライベート空間が制限されるため
友人や家族を部屋に呼ぶのが気まずいという点もあります。
特に、共用スペースを通らなければならないため、人が気になる方には少し気になるポイントです。
部屋に呼べる範囲は限られているため、友人との交流方法を工夫する必要があります。
ちなみ、私が住んでいた寮は、女性を呼んではいけなかったのですが
先輩方で、彼女を黙ってこっそり読んだ人もおられたみたいです。
4.寮がなくなる可能性がある
寮がかなり古い場合、退去せざる得なくなることもあり得ます。
私の場合はそうでした。
寮の老朽化により、耐震性が低いと判断されて、廃寮となりました。
それで、寮に住んでいた社員が全員出ることとなりました。
ただその場合は引っ越し代は会社負担で、最後に余った食器ももらえました。
寮がなくなる可能性もあることも視野に入れた方が良いと思います。
まとめ
社員寮には、経済的な負担を減らし、食事や生活の面で便利な点が多くありますが、
一方でプライバシーや音の問題、他人との共同生活に関するデメリットも存在します。
自分の生活スタイルや環境にどこまで順応できるかが、社員寮に住むかどうかの決め手になるでしょう。
社員寮の生活は、人間関係を築くチャンスでもありますし、新しい環境に早く馴染むための助けにもなります。
ですが、自由な生活を大切にしたい方には、少し合わない部分があるかもしれません。
どんな生活が自分に合っているかをよく考え、メリットとデメリットをしっかり理解した上で
社員寮に入るかどうかを決めてください。